Google広告を始めようとしても、どのアカウントを作り、何を用意すればよいか迷う場合があります。画面の案内に沿って入力する前に、管理する人と登録情報を整理しておきましょう。

Google広告のアカウント作成と、広告を配信する準備は別の工程です。登録できた段階で、計測や広告文の確認まで終わったとは限りません。この記事では、作成前の準備から配信前の確認までを解説します。

この記事の目次
  1. Google広告のアカウント作成前に種類を区別する
  2. 既存アカウントがあるなら新規作成前に確認する
  3. Google広告の登録に必要な情報を準備する
  4. Google広告のアカウント作成を進める流れ
  5. ビジネス情報を入力し、キャンペーンを作るか判断する
  6. 請求先と支払いの設定を確認する
  7. Google広告を配信する前に設定と計測を確かめる
  8. Google広告を複数人で管理する権限を整える

Google広告のアカウント作成前に種類を区別する

Googleアカウント、Google広告アカウント、クライアントセンター(MCC)は、それぞれ役割が異なります。ログインに使うものと、広告を管理するものを分けて整理しましょう。

種類主な役割最初に確かめる点
GoogleアカウントGoogleの各サービスへのログイン仕事で管理を続けられるメールアドレスか
Google広告アカウント広告の設定や配信結果、支払いの管理既存の広告アカウントがないか
MCCアカウント複数の広告アカウントをまとめて管理複数アカウントを管理する必要があるか

Googleアカウントは、Gmailなどにも使うログイン用のアカウントです。Gmail以外の、現在使っているメールアドレスでも作成できます。一方、Google広告アカウントは広告を管理するためのものです。

初めてGoogle広告に登録する際、MCCは必須ではありません。代理店向けの手順を、そのまま自社の初回登録に当てはめないようにしましょう。

既存アカウントがあるなら新規作成前に確認する

過去に担当者や代理店が運用していた場合は、広告アカウントの有無を確認してください。引き継ぐ対象があるのに新しく作ると、どちらを使うか分からなくなるおそれがあります。

まず社内の担当者に、利用中のアカウントと管理者を確認しましょう。自分のGoogleアカウントでログインできるかと、広告アカウントへの権限があるかは分けて考えます。

Google広告の登録に必要な情報を準備する

登録前に、ビジネス情報、支払い情報、運用の目的をまとめます。後から別の人に確認する項目を減らすため、入力する担当者だけで判断できない内容も先に整理してください。

準備する項目確認する内容
ログイン用のアカウント継続して管理できるメールアドレスと担当者
ビジネス情報事業名、案内先のウェブサイトURL
請求・支払い情報請求先住所、支払う主体、利用できる支払い方法
運用方針広告で増やしたい行動、配信を始める時期、予算

問い合わせを増やしたいのか、商品の購入を増やしたいのかを決めます。登録画面に進んでから目的を考え始めると、表示されたおすすめの設定が、自社の目的に合うか判断しにくくなります。

ウェブサイトは、宣伝する商品やサービスを案内できるか確認してください。申込みを集める予定なら、申込み先まで操作できるかも担当者が確かめておきます。

Google広告のアカウント作成を進める流れ

登録はGoogle広告のサイトから進めます。利用するGoogleアカウントでログインし、表示された案内に沿って情報を入力してください。画面の名称や順番が違う場合は、項目の意味を確認して進めましょう。

ビジネス情報を入力し、キャンペーンを作るか判断する

登録ではビジネスの名前やウェブサイトのURLなどを入力します。YouTubeチャンネルなど、既存のサービスと連携する案内が出る場合もあります。

キャンペーンを作成せず、先にアカウントを作成する方法もあります。広告文や計測の準備が終わっていない段階では、配信まで急いで進める必要はありません。

画面の順番が説明と違っても、ビジネス情報・キャンペーン・請求情報のどれを入力しているか確認すれば、作業を整理できます。先にアカウントだけを用意したい場合は、キャンペーンを作成せずに進む選択肢が表示されるか確かめてください。未確認のままキャンペーンを公開し、後で止める進め方は避けましょう。

請求先と支払いの設定を確認する

請求先の国や地域、通貨、タイムゾーンを確認します。利用できる支払い方法は、国や地域、通貨などによって異なります。画面に表示される選択肢と自社の支払い条件を照らし合わせてください。

タイムゾーンは、レポートの集計や支払いのタイミングの基準になります。表示された内容を読み飛ばさず、運用担当者と経理担当者が同じ前提で確認できるようにしておきましょう。

支払いプロファイルには、支払う主体に合う情報を登録します。会社名や住所、アカウントの種類などは、初期表示のままでよいと決めつけずに確認してください。

Google広告を配信する前に設定と計測を確かめる

アカウント作成が終わったら、広告を出す準備を確認します。登録情報に誤りがないだけでなく、目的に合うキャンペーンや予算、リンク先が設定されているかを点検しましょう。

購入や問い合わせなどを成果として測るには、コンバージョンの測定を設定します。アカウントがあるだけで、ウェブサイト上の申込みまで自動的に測れるとは考えないでください。

配信の設定単位を整理したい方は、Google広告のキャンペーンと広告グループの違いで、予算や地域を分ける考え方を確認できます。

配信前には、少なくとも次の点を確認します。

  • 宣伝する商品と広告文、リンク先の内容が一致しているか
  • 配信する地域や期間、予算が担当者の想定と合っているか
  • 測りたい成果と、実際に記録される動作が一致しているか
  • 配信を始める日と、その後に確認する担当者が決まっているか

計測する行動の決め方と動作テストは、Google広告のコンバージョン設定で詳しく解説しています。

未確認の項目がある場合は、配信開始を保留して不足を整理しましょう。設定を終えるためだけに、広告費が発生する工程まで進める必要はありません。

Google広告を複数人で管理する権限を整える

社内の別担当者や外部の運用者と協力するときは、Google広告のアクセス権を設定します。同じログイン情報を渡して管理するのではなく、相手のアカウントを招待して権限を選びましょう。

Google広告では、ユーザーを招待し、アクセス権を変更・削除できます。依頼する作業を整理し、誰が何を操作する必要があるかを確認してから権限を付与してください。

担当者が変わる場合に備え、登録情報を確認できる人も決めておきます。運用を外注する場合も、依頼する業務と自社で管理する範囲を先にすり合わせましょう。

アカウント作成は、配信や改善の準備を整える入口です。ログイン、登録情報、計測、担当者の確認を分けて進めると、次に必要な作業が分かりやすくなります。

Allyでは、広告の初期設定から運用・改善までご相談いただけます。これからGoogle広告を始める方や、既存アカウントを引き継ぎたい方は、広告運用のご相談から現在の状況をお聞かせください。