Google広告を配信しているのに、問い合わせや申込みが増えず困っていませんか。成果が出ないときは、予算や入札を変える前に、どこで成果につながらなくなっているかを確認しましょう。

管理画面のコンバージョンが0でも、実際の申込みがないとは限りません。計測や集計の問題と、配信・申込みページの問題を分けて考える必要があります。

この記事ではGoogle検索広告を対象に、コンバージョンが取れないときの確認順序を紹介します。計測、クリック、検索語句、申込みページの順に点検し、次に変える箇所を絞り込みます。

この記事の目次
  1. Google広告のコンバージョンが0なら計測を確認する
  2. 表示項目と集計期間をそろえる
  3. Google広告は広告費・CV数・CPAから確認する
  4. Google広告のクリック数が少ない理由を分ける
  5. Google広告の検索語句と申込みページを照合する
  6. 検索語句から対象外の需要を見つける
  7. スマートフォンで申込みまでの流れを見る
  8. Google広告の改善は理由と変更内容を記録する

Google広告のコンバージョンが0なら計測を確認する

最初に、何をコンバージョンとして計測しているか確認してください。問い合わせ送信完了を成果にしたい場合、ボタンのクリックだけを数える設定では、実際の相談数を把握できません。

Google広告の「目標」から「コンバージョン」の「概要」を開き、対象アクションのステータスを確認します。必要に応じてGoogle Tag Assistantでタグの動作を調べましょう。送信テストは関係者の許可を得て行い、テスト分と実際の申込みを区別します。

実際の問い合わせ記録があるのに広告画面では0の場合、タグの動作に加え、計測対象と集計条件も確認が必要です。ほかの経路からの問い合わせを、そのまま広告の成果として扱わないよう注意してください。

表示項目と集計期間をそろえる

対象アクションがメインかサブか、キャンペーンでどの目標を使用しているかを確認しましょう。「すべてのコンバージョン」列も見て、計測していないのか、見ている列に含まれていないのかを切り分けます。

コンバージョンの反映には遅延があります。クリックした直後に申込みが起きるとも限らないため、今日の数値だけで配信の良し悪しを決めないでください。比較する期間や成果の定義もそろえる必要があります。

Google広告は広告費・CV数・CPAから確認する

計測を確認したら、同じ期間の広告費、コンバージョン数(CV数)、獲得単価(CPA)を並べます。目標とのずれを把握してから、クリック率やクリック単価などの分析指標へ進みましょう。

CPAは広告費をCV数で割って計算します。CV数が0の場合は割り算ができないため、「CPAが0円」とは判断しません。未獲得の状態として、使った費用とクリック数を確認してください。

例えば、広告費1万円で50クリック、CV数0という架空のケースを考えます。クリック単価は200円ですが、この数値だけでは申込みがない原因は特定できません。訪問数が少ないのか、訪問者の意図が違うのか、ページに問題があるのかを調べます。

Google広告のクリック数が少ない理由を分ける

クリックが少ない場合は、表示回数が少ないのか、表示されてもクリックされないのかを分けて確認します。表示回数が少ない状態で、広告文だけを何度も変えても、十分な比較ができない場合があります。

表示が少なければ、広告やキーワードの配信状況、地域・時間帯、予算などを点検しましょう。インプレッションシェアの損失率も、表示機会を逃している要因を調べる手がかりになります。

表示はあるのにクリックが少ない場合は、検索する人に広告の内容が合っているかを確認します。クリック率を上げること自体を目的にせず、申込みにつながる相手に伝わる広告かどうかを見直してください。

Google広告の検索語句と申込みページを照合する

クリックがあるのに成果が出ない場合は、検索語句から読者の目的を考えます。登録キーワードだけでなく、実際に広告表示につながった検索内容と、広告文・申込みページの説明がつながっているか確認しましょう。

検索語句から対象外の需要を見つける

検索語句レポートで、商品やサービスと関係の薄い検索がないかを確認します。例えば、有料講座を案内しているのに、無料の資料だけを探す検索が多ければ、訴求や配信対象を見直す候補になります。

ただし、「無料」を含む検索なら一律に除外する、といった決め方は避けましょう。無料体験から申込みにつなげるサービスもあります。CV数だけでなく、検索意図と事業の提供内容を照らし合わせて判断してください。

検索語句レポートには、プライバシー保護のため表示されない語句もあります。レポートで見えた内容だけが、すべての検索需要ではありません。

スマートフォンで申込みまでの流れを見る

広告で案内した料金や内容がページにも書かれているか、申込みボタンが見つかるかを確認します。スマートフォンで表示し、文字の読みやすさや入力欄の使いやすさも点検してください。

例えば「体験予約」を広告で案内しているのに、ページでは通常コースの説明しか見つからない場合、体験の内容と予約方法を整理する余地があります。フォーム送信は勝手に行わず、許可された範囲で確認しましょう。

Google広告の改善は理由と変更内容を記録する

確認後は、原因の仮説に合う変更から進めます。計測が不明なら計測の修正、検索意図がずれていれば配信対象や広告文、申込み方法がわかりにくければページを見直す、という順に整理してください。

変更した日、理由、対象、次に確認する指標を残しましょう。複数の設定を一度に大きく変えると、結果が変わった理由を判断しにくくなります。

コンバージョンが取れないときは、数値を見てすぐに予算を増やすのではなく、成果までの流れを切り分けることが大切です。指標の意味は広告運用の基本指標の記事、表示機会の確認はインプレッションシェアの記事もあわせてご覧ください。

計測や配信データを整理し、改善の優先順位を相談したい方は、お問い合わせフォームから現在の課題をお知らせください。