広告はクリックされているのに、問い合わせや申し込みが増えない。そんなときは、広告のリンク先であるLP(ランディングページ)も確認したいところです。
ただし、成果が少ない原因が必ずLPにあるとは限りません。計測の不具合や広告を届ける相手とのずれも考えられるため、数字とページの両方から順に確認しましょう。
この記事では、Google広告・Meta広告のリンク先を見直す際に役立つ、基本的な確認順序を紹介します。
この記事の目次
LPを直す前に、成果と計測を確認する
広告の改善では、まず広告費・CV数・CPAを確認します。CVは問い合わせなどの成果、CPAは1件の成果を獲得するためにかかった広告費です。そのうえで、CTR・CPC・CVRなどを使って、どこに課題がありそうかを絞り込みます。
クリック後の成果を調べる場合は、CVRが手がかりになります。ただし、比較する期間や広告、CVの定義をそろえなければ、変化を正しく読み取れません。
例えば、資料請求と有料サービスの申し込みでは、求められる判断の重さが異なります。別の成果を同じ基準で比べて、LPの良し悪しを決めないことが大切です。
急に成果が減ったときは、不具合も疑う
フォームが開かない、送信ボタンが押せない、完了ページの計測設定が外れたといった問題がないかを先に確認してください。
実際の問い合わせ記録と広告管理画面のCV数に食い違いがある場合も、計測の確認が必要です。計測できていない状態で文章やデザインを変えても、改善したか判断しにくくなります。
広告で伝えた内容と、最初に見える情報をそろえる
LPでは、広告を見た人が期待した情報へ迷わずたどり着けることが重要です。広告文・画像・リンク先を一続きの案内として読み直しましょう。
例えば「初心者向けの料理体験」を案内する広告なら、リンク先でも体験内容や参加条件、料金などが分かる構成が考えられます。教室全体の紹介だけが続き、体験の案内を探さなければならない状態では、次の行動が分かりにくいでしょう。
これは説明用の例です。実際のページでは、自社の広告が約束している内容を基準に確認します。
最初の画面で、誰に何を案内しているか分かるか
ページを開いて最初に見える範囲では、対象となる人、提供する内容、次に取れる行動を確認してください。
目立つ言葉を足すだけでなく、広告と異なる印象を与えていないかも点検が必要です。「無料相談」の広告から訪れたのに、冒頭で有料プランの契約ばかりを案内していれば、読み手は戸惑うかもしれません。
申し込みを判断する情報と、操作のしやすさを確認する
広告とのつながりを整えたら、読む人が判断に必要な情報を得られるかを確認しましょう。サービス内容だけでなく、料金、対象条件、申し込み後の流れなども確認対象です。
説明を増やせばよいわけではありません。申し込み前に生じそうな疑問を挙げ、それに答える情報を分かりやすい場所へ配置することが基本です。
ボタンを押すと何が起こるかを明確にする
「送信」「次へ」だけでは、操作の結果が伝わりにくい場面があります。「無料相談を申し込む」「資料を請求する」など、実際の動作に合う表現を検討してください。
ボタンの文言と遷移先の内容が一致しているか、入力途中で必要な条件が初めて示されていないかも読み直したい点です。
スマートフォンでページとフォームを確かめる
パソコンで整って見えるページでも、スマートフォンでは文字が読みづらかったり、ボタンを押しにくかったりすることがあります。実際の表示で、読み込み、文字の大きさ、ボタン、入力欄を確認しましょう。
入力項目は、業務上必要な情報を保ちながら整理します。項目数を減らすことだけを目的にせず、記入方法や必須・任意の区別が伝わるかも見直してください。
送信までの動作確認が必要な場合は、担当者と事前に方法を決めます。テストの問い合わせを実際の成果に混ぜないよう、記録を分けることも大切です。
変更する理由と、比較方法を決めてから直す
改善案は「気になる部分」ではなく、「誰が、どこで迷いそうか」まで具体化すると整理しやすくなります。
例えば、広告で体験料金を案内しているのにLPでは料金が見つけにくい場合、「料金を確認できず申し込みをためらう人がいるのではないか」という仮説を立てられます。対応案は、料金と適用条件を申し込み案内の近くにまとめる、といった形です。
緊急の不具合は先に修正し、そのほかの変更は優先順位を付けて進めましょう。複数の箇所を同時に変えると、どの変更が結果に関係したかを切り分けにくくなります。
変更日、変更箇所、理由、確認する指標を残しておくと、次の見直しにも役立ちます。
変更後はCVRだけでなく、成果全体を見直す
変更後はCVRに加えて、CV数・CPAや問い合わせ内容も確認してください。申し込み件数が増えても、対象外の相談が増えていれば、事業の目的に合う改善とは限りません。
また、変更前後では曜日、広告費、配信対象、広告の内容などが変わっていないかを確認します。季節や需要の変化もあるため、数値が良くなっただけでLPの修正が原因だと断定しないようにしましょう。
データが少ない段階では判断を急がず、条件と期間を記録しながら確認を続けることが必要です。LP改善は、広告とのつながり、判断に必要な情報、操作のしやすさを順に見直し、成果を確かめながら進めていきます。
広告とリンク先のつながりは、Meta広告のクリエイティブ作成でも解説しています。配信後の指標を整理したい方は、Meta広告の数値の見方もご覧ください。