Google検索広告でキーワードを登録したあと、「想定した検索に広告が出ているのだろうか」と迷うことはありませんか。確認したいのが、実際の検索内容を示す「検索語句」です。この記事では、キーワードとの違いと、配信後に見直す順番を整理します。

この記事の目次
  1. キーワードは設定する言葉、検索語句は検索された言葉
  2. 登録した文字列だけに広告が出るわけではない
  3. 検索語句レポートで実際の配信を確かめる
  4. 成果を確認してから、原因を探す
  5. 除外する前に、サービスとの関係を考える
  6. まずは「何を設定したか」と「何で検索されたか」を分ける

キーワードは設定する言葉、検索語句は検索された言葉

キーワードは広告主が登録する語句、検索語句は利用者が検索時に入力した語句です。「検索クエリ」という呼び方もあります。同じものとして考えると、登録した言葉だけを見て、実際の配信先とのずれを見逃しかねません。

たとえば、架空の英会話教室で「英会話 体験」を登録したとします。知りたいのは、その設定に対して実際にはどんな検索が広告の表示につながったか、という点。「社会人 英会話 体験」なのか、別の目的の検索なのかによって、見直す内容も変わります。この例は考え方の説明であり、特定の検索への配信を保証するものではありません。

登録した文字列だけに広告が出るわけではない

キーワードと検索語句が対応する範囲は、マッチタイプによって変わります。完全一致も「文字が一字一句同じ検索だけ」という意味ではありません。同じ意味の検索も対象となるため、設定名だけで配信先を判断しないことが大切です。

まずは、自社の商品・サービスと関連する言葉を選ぶ。そのうえで配信後の検索語句を確かめる。この二段階で、意図した相手に届いているかを見直しましょう。

検索語句レポートで実際の配信を確かめる

Google広告では、「キャンペーン」から「分析情報とレポート」内の「検索語句」へ進むと、検索語句レポートを確認できます。対象の期間とキャンペーンをそろえ、どの検索に費用が使われているかを見ていきます。

なお、プライバシー保護の基準などにより、レポートには表示されない検索語句もあります。一覧にないから配信されていない、とまでは言い切れません。確認できる情報の範囲を踏まえて判断する必要があります。

成果を確認してから、原因を探す

語句を眺めるだけで終わらせず、まず広告費・コンバージョン数・CPAから、目標に対してどこが課題なのかを整理します。そのあとにCTR・CPC・CVRなどの分析指標と検索内容を照らし合わせると、改善の理由を説明しやすくなります。

ここで避けたいのは、「申込みがないから、すぐに除外する」という判断です。クリックが少ない段階では結論を急がず、計測が正しいか、広告の約束とリンク先の内容が合っているかも確認。検索意図が合っていても、料金や利用条件が伝わりにくく、申込みを迷っている可能性はあります。

これは原因を切り分けるための考え方です。検索語句だけで、成果が出ない理由を特定できるわけではありません。指標の整理には、広告運用の基本指標と改善の考え方もご活用ください。

除外する前に、サービスとの関係を考える

扱っていない商品や目的に関する検索には、除外キーワードの設定を検討できます。ただし、広い言葉を一括で除外すると、必要な検索まで止めてしまうおそれがあります。

たとえば、先ほどの架空の教室に無料体験があるなら、「無料」という言葉だけで不要と決めつけるのは早計です。無料教材を探しているのか、教室の体験を探しているのかでは、サービスとの関係が異なります。言葉の印象ではなく、検索する人の目的と提供できる内容を照合することが判断の出発点です。

一方、サービスに合う検索なら、キーワードを見直すだけでなく、広告文やリンク先で疑問に答えられているかを点検する余地もあります。変更した内容と理由を残しておくと、次回の振り返りにも役立つでしょう。

まずは「何を設定したか」と「何で検索されたか」を分ける

キーワードの登録は配信準備の一部です。配信後は検索語句を確認し、狙った意図とのずれがないかを見直していきましょう。成果指標で課題を捉え、分析指標と検索内容から原因の仮説を立てる。除外・広告文・リンク先のどこを直すか、理由を持って選ぶことが改善につながります。